Sparkling Sparrow

アンチ美魔女

 

今日は今年最初の満月ですね、スパローです。

アラフィフの女性で、「生理がなくなってしまったら嫌だ、ずっと生理があって欲しい!!」と言っている人がいると聞きました。

毎月の生理が億劫で仕方がない私からしたら耳を疑う内容。
そんな人もいるのか、と改めて世間の広さを感じました。

その女性は学生の頃から可愛らしくて、他校の男子生徒が見に来る程だったそう。
そしてこの先もずっと女らしく可愛らしくいたいのだそうです。

生理がなくなっても年相応の、人としてのチャーミングさや若々しさは持ち続けられそうなものですが、彼女にとっての閉経とは今までの自分の人格すべてを失ってしまうほどの一大事のようです。

この閉経を恐れる人や美魔女と呼ばれる(もしくは呼ばれたい)人たちなど、いずれ誰しもが失うモノに固執して、衰えることに抗う人は滑稽に見えてしまいます。

閉経も老いも、それぞれ一生の流れの一部で、その流れを味わい経験するために生まれてきたはずなのに。

勿論モデルさんや女優さん達等、夢と美を生業としている方たちは素晴らしいと思うのですが、一般人でそんなにこだわる必要がどこにあるの!?と思ってしまいます。

随分と昔の映画ですが、最近話題のメリル・ストリープ主演『永遠に美しく・・・』(1992年作)など物語が進むにつれ、コメディよりホラーの要素がだんだんと濃くなる内容で、天井知らずの美と若さへの欲求とは恐ろしいものだ、と幼いながら思ったものです。

一方でフィンランドなどヨーロッパや欧米では、出産した女性や子作りはしない女性等は、女性特有の病気にかかるリスク軽減の目的や煩わしさからの解放などから子宮を摘出してしまう人も少なくないのだとか。

所変わればなんとやら、で自分が悩んでいることや問題だと思っていることは実はなんてこと無いことだったりしますよね。

豊かな表情・姿勢・知性と教養・品性等、磨くべきものは沢山あるように思います。
20歳のような見た目の60歳なんて、なんだか気持ち悪いですけど…。
時間はみんなに平等にあるものですし、心身の健康のために使いたいものです。