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Sparkling Sparrow

エール

 

悩むより慣れろ、スパローです。

ハリウッドの単純明快な映画も大好きですが、ヨーロッパ(特にフランス)映画の画一的でない、正解を押し付けない寛容さも大好きです。

そんなフランス映画で最近私の心を心地よくほぐしてくれた作品が「エール」。

“家族だったり友達だったり、皆さんは頼っている人っていますか?”

主人公は、のどかな田舎で実家の農場を手伝いながら学校に通う女の子。彼女は実は素晴らしい歌声の持ち主で、それを見出した音楽教師にパリの学校への入学試験を受けるように勧められるのですが、彼女以外の家族はみな耳が聞こえない。彼女の葛藤と家族の愛をユーモアたっぷりに描かれており、家族ならではの結束力、喜び、そしてすべての物事は表裏一体で、家族であることでまとわりつく煩わしさも見せられ、でも「それでこそ人生は素晴らしいんだ」と再確認出来た作品。

またこの映画から、彼女の歌詞にあった「逃げるんじゃない、飛び立つんだ。」というメッセージを一番強く受け取りました。

頼られてばかりではなく自分自身も知らない間に誰かに頼っていて、その人がいなくなって初めて気づく事もあるかもしれません。

出来ることならその人がいなくなる前に大切なんだと認識できたら…そしてすべての人が誰かの大切な人なんだと心の底から思えたら、腹の立つことももっと減るんだろうなぁ〜(T_T)

また高校生に学校の発表会で男と女が激しく愛し合う歌を歌わせちゃうフランスってやっぱり素敵、とアモーレの国フランスに惚れ直しました♥ちなみに私は歌の先生の慈愛に満ちた眼差しに釘付けでした。

 ともするとカサカサささくれだって強張る私の心には、定期的にこの映画のような潤いと刺激を与えてくれるものが必要なのです。

良い本や映画との出会いは私の人生にとってとても重要なことであり、それらの効果の持続性は高いです。

良いものに出会うためにはハズレにもその倍くらい出くわす羽目になるのですが、何かの本に“どんな本であっても一行でも自分の心にひっかかればそれはお金を払って読んだことに値する”と書いてあるのを読んで以来、そんなに目くじら立てる事もなくなりました。映画でも“あの風景はキレイだったな”、“この国はこんな文化なのか”など、何かしらの印象を与えてくれるものです。それでも年に1、2本は腹立たしい映画に当たってしまいますが…。

皆さんは最近どんな映画で心を動かされましたか?

 

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