清富生活
心を整えたい、スパローです。
“家計を整える”という言葉を目にしました。“体”や“心”、“家”だけでなく“お金”も整える時代なんですね。“節約”より落ち着いていて、心に余裕があるイメージでいいです。
『お金持ちはなぜ靴をピカピカに磨くのか』は、ご主人がお亡くなりになり、残された作者(臼井 由妃)が3億円もの借金を背負うことで始まった“倹約”と“清富”生活から生まれた沢山のアイデアを紹介してくれている本です。工夫し知恵を使い大切にお金を使うエッセンスが詰まった一冊。
年金受給者になったときの収入を鑑みて月収12万5千円、年収150万円生活と設定し、借金を返済しつつも心身ともに健康的に生活する、という難題を爽やかにやり遂げていらっしゃいます。(上記に家賃と水道代は含まれていません。)
健康的な“清富”生活を営む為に調味料にはお金をかけているそうです。食材は毎日のお買い得品で済ませても、お塩やお醤油を良いものを使って調理すると料理の味も格段に違うと書かれていました。そういえば昔タモリさんもみんなもっと良い調味料を使うべきだとおっしゃってたなぁ〜。良いものは量が少なくてもしっかり味がつくので結局家計にも体にもやさしいですしね。一石二鳥です。その上こだわって手に入れた調味料やクッキングツールを使うと料理が楽しくなります。
買い物の心得としては高いと思う価格でも、使用頻度・メンテナンスの有無・耐用年数などを考慮して、10万円以上する鍋でも元が取れるなら、その鍋は安物の鍋より購入に値する、“良いものを修理しながら大切に長く使う”というセオリーです。ついつい目先の出費に意識が行きがちな私には、納得と同時に「わかっちゃいるけどなかなか踏み切れない…」と思うこともありました(←これがお金が貯まる人と貯まらない人の分かれ道な気がする…(T_T))
また、周りから「借金を抱えてお金に困っている人」といったイメージは全く持たれず、むしろ逆のイメージを持たれていた要素の一つに一点豪華主義があるようです。
さりげなくスカーフやお財布、靴にお金をかければ全体的なイメージが安っぽくならない、と。そういう良いものは知人・友人に特別な人だけが招待され格安で手に入るファミリーセール等に連れて行ってもらってお得に購入するのだそうです。残念ながら私にはそんなコネは無いのでこれは不可能ですが、アウトレットに行けばかなりお得に買えますよね☻
そしてこれはお金持ちの方に教わった事だそうですが、たとえ多額の負債を抱えていても「道の真中を堂々と歩く」そして、「自分はお金持ちだと思う」ことが大切なのだとか。心の姿勢は体からにじみ出ますもんね。
また“清富”は“節約”のような我慢・ツライ・ケチなどというネガティブな内容で無く、前向きでポジティブな行為なので余裕のある雰囲気を醸し出していたのかもしれません。
作者は借金返済後もこの生活を続けるとの事です。
自分の生活を見直し、他人の価値観ではなく自分自身をよく見つめ、自分の適切・適量を把握すれば家計も整い清富生活が自然と訪れるのではないでしょうか。
自分の心がどうやったら満たされるのか模索しながら、足るを知りたいと思います。
良い刺激をもらえた一冊でした。
お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか? 金運を鍛える「倹約」生活のルール
- 作者: 臼井由妃
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/09/20
- メディア: 単行本
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